武術的な身体操作で、感動レベルの起き上がり介助が出来るようになろう!日時2025.12.20(土)13:45〜16:45 (受付は13:30〜)場所仙台市内調整中講師Flexible Perfect Body協会 主催 代表 安藤一樹(理学療法士) 技術講師 渡辺友嗣(柔道整復師 たかぎ整体 院 院長)内容あなたは、介助者も介助される側も4倍楽に動くことができる武術的な動きを自分自身の運動指導に、取り入れてみたくありませんか?生死を分ける場面でいかに生存率を上げるかを考え、動きの質をあげようと言うのが、武術的な身体操作技術です。そして、武術的な身体操作では、固定部位を作りません。一般的には固定部位があるから、安定した関節運動を行えるというのが、主流な考え方だと思いますが、当協会でも武術的な身体操作と同様に、固定部位がない方が動きやすいと考えています。その理由は2つあります。まず一つ目は、時速100km/hで走ると言うハイパフォーマンスを発揮するチーターは、固定部位を作っていない。と言う事実です。チーターの走行をスーパースロー再生の動画で見ると、体幹に固定部位を作らずに、四肢と体幹を円滑に動かすことで、躍動感のある走行を実現しています。そして、サッカーのリオネル・メッシ選手やバスケのマイケルジョーダン選手など、プロスポーツの超一流選手のスーパースロー動画を見てみると、チーターと同様に、固定部位を作らずに体幹を波打つ様に使っています。2つ目は、解剖学的な視点です。具体的には、棘筋や多裂筋などのインナーマッスルが個々の脊椎を分節的に繋いでいる点です。 この解剖学的な視点から見ても、ヒトの身体は、固定的な体幹の使い方では無く、インナーマッスルを用いて、同時多関節運動で脊椎を動かせるように設計されています。今回お伝えするパラレログラム・ムーブメント理論は、そんな武術的な身体操法から着想を得た、とても理に適った身体操作技術です。パラレログラムとは、平行四辺形のことを意味しています。平行四辺形の模型に対して、2辺を反対方向に操作すると、構造全体が変形します。例えば、天井と底が抜けたダンボールを畳む際、単に側面を上から押すだけでは変形させにくいですが、両側面をズラすように反対方向に動かすと、楽に簡単に畳むことができます。その動きが、4点をヒンジとした、同時多関節運動です。これを体幹部の動きを例として説明すると、側臥位経由の起き上がりの際、通常は、天井側の体側を側屈することで、一点をヒンジとした関節運動を行いますが、それでは腹斜筋の一点に負担がかかってしまうため、実は出力できる力は弱くなります。これは、先に説明した固定部位を作る動きにくい動作方法です。しかし、パラレログラム・ムーブメントでは、天井側の体側を側屈すると同時に、反対側の体側を伸張する動きを行うことで、体幹部全体が変形して動きます。そうすると、上下左右の4辺が同時に動いて起き上がり動作を行うことになるため、4倍楽に起き上がることが出来ます。この技術を起き上がり介助に応用すれば、1点に負担を集中させず、体幹全体を変形させる動きを使った“ぶつからない”“痛めない”身体操作が実現できるため、今までに体験したことがない程、驚異的に楽な起き上がり介助を行うことができます。 これが固定部位を作らない武術的な動作方法です。また、徒手療法への応用例として、股関節OAによる鼠蹊部痛、膝OAによる膝関節痛、肩関節周囲炎による肩関節痛の疼痛を軽減または、消失させることが出来ます。上記の様な同時多関節運動ができると、合気上げや、合気投げの様な技も使えるようになります。このような武術的な身体操法を体得して、驚異的に楽な起き上がり介助を習得したい方は、ぜひご参加下さい! 座学・パラレログラム・ムーブメント理論とは?・パラレログラム・ムーブメント理論の理論背景。実技・パラレログラム・ムーブメント理論を用いた動作介助・パラレログラム・ムーブメント理論を用いた徒手療法持ち物筆記用具動きやすい格好先着7名受講料4000円原則、PayPal決済になります。ご希望であれば、口座振り込みにも変更可能となります。