大阪府教委は1月17日に府立学校の全教職員に対して卒業式での君が代斉唱時に式場内にいる教職員に起立斉唱を命じる通達をだしました。また、校長に対して上記を職務命令として教職員に伝えるよう命じる通達を出しました。教職員全員に職務命令(通達)を発して起立斉唱を命じるのは初めてのことです。 この通達の下で、2月24日から始まった府立学校(高校・支援学校)の卒業式で、式場内にとどまらざるを得ない3年生担任を中心に3月4日までに20名の教職員が不起立で校長により報告されました。不起立教職員の多くは思想・良心の自由に基づき、自らの良心に従って行動し、静かに座っていただけです。この人数は、これから残りの府立高校で卒業式が行われ、更に府下の小中学校で卒業式が進めば更に増えるでしょう。 府教委はこの教職員を直ちに呼び出し、事情聴取し、9日から機械的に懲戒処分にかけようとしています。 わたしたちは良心の問題を命令で強制する通達に反対すると共に、ただ座っているだけで懲戒処分されようとしている不起立教職員に連帯し、処分しないように求めています。府立高校内では26人の教職員有志の呼びかけで署名用紙が回っています。大阪府下の教職員、府民、さらにはこの問題に関心を持つ全国の市民にオンライン署名をお願いします。 署名の期限は4月末まで(3月24日以降も延長します)。紙の署名用紙と一緒に提出します。 【要望先】大阪府教育委員会教育長 【要望内容】 (1)1月17日付けの府立学校教職員宛て、および校長宛ての通達を撤回してください。 (2)今後、このような趣旨の通達を発することをしないでください。 (3)この通達を根拠として教職員に対する懲戒的処分を行わないようにしてください。卒業式での不起立舎への懲戒処分を撤回してください 要望署名提起者 府立学校教職員有志 連絡先 e-mail ryoushin2012@gmail.com