菅先生を再任用し、直ちに職場への復帰を求める請願書 大阪府教育委員会 委員長 陰山英男 様 2011年度卒業式において、 菅先生は「君が代」斉唱時に起立せず 「君が代」強制に対する思いを行動に表しました。そして、貴委員会は、勤務日ではなかった菅先生に「職務命令」違反であるとして戒告処分を発し、さらに「勤務実績が良好でない」との理由で、すでに内定していた今年度の再任用更新を取り消すと通知されました。 しかし、国旗の尊重・国歌を敬う・国を愛することは、思想・良心の問題です。国を愛するかどうか、国歌を敬うかどうか、また、どのような思いを持つかどうかは、個々人の自由です。憲法１９条は思想・良心の自由としてこれらのことを保障しています。ところが、貴教育委員会は「国を愛する心を育てる」・「国旗及び国歌を尊重する態度を育てる」ことを目的にして、君が代の起立・斉唱を職務命令で強制してきました。人の心に、生徒の心に愛国心を押しつける教育は、戦前の愛国主義教育と同じです。明らかに憲法に違反しています。 菅先生は静かに着席していただけです。菅先生の行動は、職を奪われ、生活権までも失うような非行なのでしょうか。最高裁は不起立だけで減給・停職などの処分をすることを違法とし取り消しを命じています。事実上の解雇にあたる再任用取り消しは許されない過重処分です。 貴教育委員会の戒告処分や再任用拒否は、職権の乱用といわざるを得ません。菅先生に対する不起立を理由とした戒告処分および再任用更新の取り消しを撤回し、速やかに職場に復帰させるように要請します。 署名呼びかけ団体 ： 菅先生の職場復帰を支援する会 署名賛同団体 ：大阪府立堺工業・工科高校卒業生有志 (online署名の期限は2013年2月末をめどにします。online署名はプリントアウトして紙版の署名用紙と一緒に提出します）