4·3 Art Project-逆走して歴史と出会う-1部「裏」編クロージングイベント開催

現在、大阪生野区で開催中の展覧会「4・3 Art project-逆走して歴史と出会う-1部「裏」編」にて、最終日の前日5月24日(土)にクロージングイベントを開催します。

韓国・済州島で1948年に起きた「済州4・3」は、約3万人の民間人が犠牲となった悲劇でありながら、長く語られることがありませんでした。この出来事と日本との関係性をあらためて見つめなおす3年計画のアートプロジェクト「4・3 Art Project〜逆走して歴史と出会う。」の1部「裏」編が、2025年4月3日に大阪で始まり、このプロジェクトの企画者であるアーティストの藤原勇輝は大阪生野区に滞在し、来場者とともに作りあげる参加型の作品の制作を通じて、地域の方々とのコミュニケーションを重ねてきました。
クロージングイベントでは、本プロジェクトに参加するアーティスト、歴史アドバイザー、アートアドバイザー、キュレーターが集まり、アートがこの歴史にどう向き合うかを語り合います。当事者たちが沈黙してきた歴史的トラウマを含むテーマを、どのように記憶し、未来へつなげていけるのか。また、そこにどのような対話の回路を開くことができるのか。3年後に予定されている済州島での展示へ向けた展望も共有し、記憶を未来へとつなぐ創造的な対話の場としたいと思います。
トークイベントの後にはダンスパフォーマンスも上演。「済州4・3」にまつわる“存在”を多層的に問い直します。
トークとダンス、それぞれのアプローチが交差する場にぜひご参加ください。

開催概要
⚫️トークイベント「私たちはこの記憶にどう関わるのか」
日時:5月24日(土)トークイベント14:00-16:30
会場:いくのコーライブズパーク(いくのパーク)1Fわかくさ学級(4・3 Art projec展覧会場隣)
定員:30名※事前申込制/先着順
参加費:無料

詳細
◯14:00-14:05概要説明
◯14:05-14:45【第1部】イントロダクション
「国境を越えて形成された生活圏:済州・大阪・大村」
スピーカー:
伊地知紀子(大阪公立大学大学院文学研究科教員)
◯14:45-14:55休憩
◯14:55-16:30【第2部】クロストーク
「私たちはこの記憶にどう関わるのか」
スピーカー:
芹沢高志(P3 art and environment統括ディレクター)
キム・ヨンジュ(Culture Space Yangキュレーター)
藤原勇輝(アーティスト)
進行:明石薫(プロジェクトマネージャ)
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⚫️ダンスパフォーマンス「存在」
日時:5月24日(土)17:00-17:30
会場:いくのコーライブズパーク(いくのパーク)1F多目的室(4・3 Art projec展覧会場)
定員:30名*申込不要/当日先着順です。
出演:知念大地
参加費:無料

概要:
アートプロジェクト「4・3 Art Project-逆走して歴史と出会う-」のクロージングイベントとして知念大地ダンスパフォーマンス「存在」を開催します。
知念大地は、1945年沖縄地上戦を体験した祖父母を持ち、埼玉県で幼少期を過ごした後、小学校入学と同時に故郷・沖縄へ。沖縄という傷付いた歴史が刻まれた場所で生きていく中で、踊りに対する姿勢が築かれていきました。本ダンスイベントはそのような知念の言葉にならない根源的な「存在」を身体で表現する試みです。その踊りが傷付いた世界、人々の拠り所の一つとなれば幸いです。

*本フォームはトークイベント部分のみの事前申込となります。
ダンスパフォーマンス部分は事前申込不要ですので、当日直接会場へお越しください。


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