大阪府立高校教諭・梅原聡さんは、今年3月末の定年退職を前にして、4月以降の再任用を希望していましたが、2月17日、大阪府教育委員会から「再任用しない」と通知されました。この再任用不合格は、以下の理由で全く不当なものと考えます。 ①直前に校長から受けた「再任用選考に関連した意向確認」と称する違反質問=「君が代の起立斉唱の職務命令に従うか、はい・いいえで答えよ」に、梅原さんが「(就職面接で違反質問に答えるなと)生徒にも指導しているので、このような質問には答えられない」と返答したことを「意向確認できなかった」と校長が府教委に報告した結果、再任用不合格となったこと。 ②「雇用と年金との接続」の観点から、総務省が「希望者全員を再任用する」「不合格にするには免職相当の理由が必要」という趣旨の通知を出していることを無視し、一方的に再任用を拒否したこと。 ③大阪府商工労働部が「このような質問は就職差別につながる恐れがある」として、教職員人事課に対して「再任用選考の直前にこのような質問をすべきでない」という改善要請をおこなったにもかかわらず、「民間の就職試験では思想良心を問う質問をしてはいけないが、(大阪の)公務員は条例があるから質問してもいい」(教職員人事課管理主事)と開き直り、思想良心を問うことによって再任用の合否を決めていること。 以上の理由により、梅原さんへの再任用不合格決定を取り消し、4月から再任用することを強く求めます。オンライン署名へのご協力をお願いします。 なお、署名の第一次集約は3月17日/第二次集約は3月27日とします。 2/25 署名開始 3/27現在 316筆 (なお、署名の呼びかけ、署名用紙のダウンロードは大阪ネットWebサイト http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/ を参照下さい) 【要望先】 大阪府教育委員会 向井正博教育長 【要望内容】 府立高校教諭・梅原聡さんの再任用不合格を取り消し、4月から再任用することを求めます 緊急署名呼びかけ ●「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク ●梅原さんを支援する会 連絡先:hinokimiosk@yahoo.co.jp